2015-07-26

ムラの無いコーティング仕上げのコツ

一般ユーザーさまから、ムラなく綺麗に仕上げるコツに関するお問い合わせをいただくことがあります。


改めてポイントをまとめてみます。

キーワードは4つです。


  1. しっかりとした下地である。
  2. 汚れや古い被膜を除去する。
  3. 塗り込み・拭き取りにはフレッシュなスポンジやクロスを使用する。
  4. しっかりとやさしく拭き取る。



1.しっかりとした下地である。

 

塗装が白化している。

劣化した塗装の極端な例ですと白化した表面があります。上面を指で擦ると白い紛体がてに付着するような状態です。

このように白化している状態では、コーティングしても良い結果にはならないと考えてください。土台がグズグズに弱っていますから。

極端な例ですが、砂地にアスファルトで舗装しても、すぐに舗装がデコボコになり、剥がれたりしてどうにもなりませんよね。



塗装にクスミがある。

洗車後の表面を観察すると透明感が無く濁りのようなクスミがあることがあります。

クスミの原因にもよりますが、コーティングをすると濡れたように光沢が出る場合があります。しかし、コーティング本来の持続性は期待できません。

施工直後は、綺麗に施工できたように見える場合でも、その後汚れが付着して雨が降りかかると、汚れ方がまだらになったり、撥水や光沢がまだらになったりすることがあります。 

塗装表面にクスミがある上にコーティングをしても、土台が不安定な状態ですからコーティングに過度な期待をするのではなく、状態が良くなる場合もあるし、良くならない場合もあるかもしれない「試しにやってみる」程度ということかもしれません。



2.汚れや不要な被膜を除去する。



ワックスの場合。

ワックスを使ったことのある人に多いようですが、少しくらい汚れが着いていてもそのままワックス施工することがあります。
ワックスは主成分であるカルナバロウを、ペースト状に柔らかくしたり、液状にするため、石油系溶剤に溶かし込んでいます。

石油系溶剤は油性汚れを溶かすので、ワックスを塗り込むときに、汚れを巻き込みスポンジが黒くなることが多いですよね。

そのまま、タオルなどを使って余分なワックスを拭き取れば、石油系溶剤に溶解した汚れも一緒になってタオルに移ります。

汚れを含んだ石油系溶剤とカルナバロウは渾然一体となって、ごく薄く塗装表面に付着していますが、汚れが均一に溶解しているのでマダラ=ムラには見えにくいわけです。



水性コーティングの場合。


水性コーティングは石油系溶剤を含まないか、含んでいても微量です。ですから油性の汚れを溶解しません。

古いワックス(油性)が残っていたり、油汚れの除去などが不十分ですと水性コーティング剤の塗り込みや拭き取りの際に、汚れを一生懸命塗り伸ばし、塗り込んでいるような状況になります。

このような場合は表面上の汚れが不均一になり、マダラなクスミが発生することになります。

油汚れや古いワックスが気になるときは、市販の油汚れ除去用カーシャンプーを使って洗車したのち、流水で洗剤が残らないように充分に洗い流してから、再度コーティングしてみてください。


3.塗り込み・拭き取りにはフレッシュなスポンジやクロスを使用する。 


カーシャンプーを使用してキレイに洗車したのちにコーティング剤を塗ります。

せっかくきれいになったボディに塗り込むコーティング剤は、汚れのないフレッシュなスポンジやクロスを使ってください

拭き取りに使うクロスも汚れのない綺麗なクロスを使ってください。

水性コーティングは石油系有機溶剤不使用のため油を溶解しません。スポンジやクロスに油などの汚れが付着していると、コーティング剤と一緒にボディに油汚れを塗り込むことになります。

水と油は混じりませんのでムラとなります。

ワックスは油性ですから、スポンジやクロスに油汚れが付着していても、汚れとワックスが混じり合って均一に塗り込みますので、ムラが目立ちにくいのです。

あくまでも目立ちにくいというだけです。 



4.しっかりとやさしく拭き取る。


コーティング施工時の拭き取り・磨きが不充分とならないように、仕上げの拭き取り・磨きを均等にしっかりとおこなってください。

乾いたキレイなクロスを使用して、仕上げをおこなってください。
仕上げ作業中はこまめに目視点検をおこない、気づいたらその場でムラを解消してください。

仕上げ作業は力を入れすぎないでください。
車種や色などによっては、塗装が柔らかく傷つきやすい車があるようです。


特に夏場の塗装面温度が上昇しているこの季節は、塗装が柔らかくなり傷つきやすいので気をつけてください。
塗装面に触れて暖かいと感じる場合には、作業しないほうがよいと思われます。



 

キラサク GPコーティングEXコーティングの場合

GPコーティングとEXコーティング主成分は、シリコーンレジン原料を使用しております。シリコーンレジンはこれまでのものとは異なり、主骨格構造が3次元となっているため、液体でありながら塗装表面に密着し保護し続ける能力が高いものです。
 

シリコーンレジンは、3次元骨格構造により独特の粘弾性(液体と固体両方の性質)をもっているため、拭き上げ時のクロスの動きが重くなる(少しひっかかる)ような感触があります。
 

GPコーティングはシリコーンレジン濃度と純度が高いため、粘弾性の特徴が大きく出ていますので、拭き取りはしっかりとおこなう必要があります。
 

粘弾性の高さは、強さの表れでもあります。
(参考)シリコーンレジンコーティングの粘弾性と滑り止め
http://coating.th-angel.com/2014/02/blog-post_23.html

シリコーンレジンは拭き取りが不充分ですと、光沢ムラが発生するだけでなく、汚れが付着しやすくなります。
 

EXコーティングは、GPコーティング(シリコーンレジン)をベースにして、フッ素樹脂を追加配合しております。フッ素樹脂はシリコーンレジンの特徴を残しつつ、拭き取り感触を滑る方向に仕向けています。
 

したがって、EXコーティングはGPコーティングと比較して拭き取りしやすいのですが、元来シリコーンレジンですから、しっかりと拭き取ることで本来の美しさと強さ・汚れにくさを発揮します。
 

拭き取りの際には、広範囲を一気に拭き取りするのではなく、狭い範囲を、軽く、表面の透明感がでてきたことを観察しながら行ってください。





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