お問い合わせの内容は下記のようなものです。
「THエンゼルさんのハイブリッドコーティングと、他社さんのハイブリッドコーティングの違いは何ですか?」
これはハイブリッドコーティング?
他社さまのコーティング剤は多種多様ですので、一概には申し上げられませんが、お問い合わせいただいたお客さまの話を聞きますと、どうやらベースコート=ガラスコーティングとして無機コーティングをしたあとに、トップコートとして有機物を含むシリコーンなどのコーティングをおこなう。
というような、2階建て施工をおこなうことを「ハイブリッドコーティング」呼んでいることがあるようです。
このようなものは、無機系ベースコートの上に、有機系トップコートを施すというような、古くからある方法であり、わざわざ「ハイブリッド」と呼ぶ必要もなく、異なった性質・物性のコーティングを2回に分けて塗り重ねているものののようです。
記号説明 Si:ケイ素、O:酸素 COOH:カルボキシル基、OH:水酸基、有:各種有機物 |
↑上図をクリックすると拡大表示されます。
これがハイブリッドコーティングです!
他社さんのことはさておきまして、THエンゼルの「ハイブリッドコーティング」は、このようなものとは、まったく違うものです。
簡単に申し上げますと、硬化するガラスコーティングでありながら、単体(1液)で、無機と有機の両方の性質を持たせたものとなっております。
一回のコーティング施工による、一層での無機と有機の性質を兼ね備えるコーティングを、弊社では「ハイブリッドコーティング」と呼んでおります。
単体(1液)の中で、無機有機ハイブリッド化ができると何が良いのでしょうか?
第一には「施工が一回で済む」ということでしょう。簡単に、美しく施工できることは大事なことです。もちろんそういう特徴があります。
しかし、簡単に施工できても、耐久性が劣ったり汚れが着きやすかったりしては、特に硬化型のアンダーコートとしての役割としては、・・・なわけです。
弊社の無機有機ハイブリッドコーティング(ガラスコーティング)は、施工のしやすさだけではなく、耐久力や防汚力を両立させることを追求したものとなっております。
その仕組みをご案内いたします。
記号説明 Si:ケイ素、O:酸素、Y:各種官能基、RO:各種官能基 COOH:カルボキシル基、OH:水酸基、有:各種有機物 |
↑上図をクリックすると拡大表示されます。
いかがでしょうか。
無機有機ハイブリッド構造のガラスコーティングは、ひとつのコーティング層の中に、強いガラス硬化被膜の中に、防汚力と密着力を内在することができます。
これによって、Si-Oガラス無機骨格を基本構造とし、厄介なウォータースポットが固着しにくい有機官能基による防汚力の高い表面と、塗装と密着する有機官能基による長期間にわたる耐久力を合わせ持つことができるのです。
(参考)
コーティング剤の選び方 ~トップコートとして~
http://coating.th-angel.com/2015/03/blog-post_31.html
ハイブリッドコーティング ~トップコートとして~
http://coating.th-angel.com/2015/06/blog-post.html
ハイブリッドコーティング ~ベースコートとして~
http://coating.th-angel.com/2015/05/blog-post_12.html
新しい無機有機ハイブリッドコーティング
http://coating.th-angel.com/2014/12/blog-post.html
新しいガラスコーティング剤について
http://coating.th-angel.com/2014/05/blog-post.html
ガラスコーティングの比較
http://coating.th-angel.com/2014/03/blog-post_12.html
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