2026-04-23

コーティング施工の頻度について

先日下記のようなご質問をいただきましたので、筆者の考え方と一緒に、下記のように記載いたします。

【ご質問】

2週間おきに洗車をしていますが、シリコーンレジンコーティング※を施工する頻度は、どのようにすればよいのでしょうか。

※.弊社製品例:キラサク GPコーティング、キラサク EXコーティング、キラサク EVOコーティング

【回答と言いますか、筆者の考え方】

ご存じのとおり、キラサク GPコーティングなどのシリコーンレジンコーティング施工後は、撥水性の表面となります。

コーティングにより撥水が持続している間は、シリコーンレジンコーティングの防汚性や艶感などの機能性が、有効であると捉えることができます。

コーティングを施工する頻度は、例として毎週でもかまわないと思いますが、下記のようなご留意していただきたいことがあります。

高品質の道具や材料(洗剤、コーティング剤、クロス・スポンジなど)を用いて、傷つけないように注意深く施工を行っても、洗車やコーティングを施工するたびに、塗装表面に微細な傷つきが発生することが、避けられないのではないでしょうか。

また、同じ場所に保管し、同じように手入れをしていても、夏と冬では気温差や降水量・紫外線量などによる、コーティングによる撥水の弱まり方も異なることがあります。

このため、施工する頻度につきましては、洗車の際に、施工済みコーティングの撥水が少し弱まってきたなと感じた時点や、そのように感じる少し手前での、コーティング再施工をおこなうという考え方もあります。

以上のようなこともご考慮いただきながら、コーティングによる愛車の美観の維持をお楽しみいただければ幸いです。


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2024-01-31

疎水性について

先日、疎水性の表面改質剤ついて、同業者さんと会話いたしました。

話題になったのは、「疎水」および、「疎水性」についてです。


その中で、いまだに「疎水性」とは「親水性」のような水をはじかない状態という、説明や宣伝をしている業者さんがおられるということです。


結論から言いますと、疎水性物質の表面は、水をはじく「撥水性」となります。

疎水性とは、親水性(水をはじかない)の逆の状態です。


ご存じのとおり、日本語として「疎」は、「うとい、親しくない」という意味です。

つまり「疎水」とは、「水をうとい、水と親しくない」ことです。

「疎水」とは、水を相いれないこと、水をはじくことを表します。


「疎水性」とは、水に対する親和性が低い、すなわち水に溶解しにくい、あるいは水と混ざりにくい物質の性質のことです。 

ですから、疎水性物質の表面は、水が付着した際の現象として撥水性となります。


英語でも同じです。

疎水性は、英語でhydrophobicです。

hydrophobic(疎水性)の反対語(対義語)は、hydrophilic(親水性)です。


hydrophobic:

水になじみにくいこと。すなわち疎水性のことであり、現象として水をはじくwater repellent:撥水性となります。


hydrophilic:

水になじみやすいこと。すなわち親水性のことです。水をはじきません。


参考:両親媒性:amphiphilic

物質の中には親水性と疎水性の両方の性質を持つものがあります。

このような物質は、「両親媒性物質」呼ばれます。両親媒性物質の表面に水が付着した際は、弱い撥水(低撥水)になることが多いです。


このような「弱い撥水性」のことを、狭い意味として「疎水性」と言っている向きがあるようです。

これはあくまでも,水をはじく性質であり、状態として撥水のします。疎水性は親水性ではありません。


余談:農業用水路としての疎水

昔から、農業用水路のことを「疎水(そすい)・疏水(そすい)」と呼ぶことがあります。

このような、用水路(疎水)の流れから連想して、何かしら混乱していることがあるのかもしれません。


もしかすると、「親水公園」みたいな、水と親しむ公園のように、用水路に対しても水への親近感みたいなイメージを持つのかもしれません。

この場合も、言うまでもなく「疎水」と「親水」は、別のことですが。


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2023-02-01

コーティング剤の凍結について

寒中に入りましてから、「シリコーンレジンコーティングなどの水性コーティング剤が凍結したのだけれど、解凍後使用に差支えがないか」といった、ご質問をいただいております。

シリコーンレジンコーティング※は、水性コーティング剤となっており、コーティング主剤と水を均一に分布させるために「乳化」しております。

※.弊社該当品:キラサク GPコーティング、キラサク EXコーティング、キラサク EVOコーティング、キラサク OMNIコーティング、キラサク &onceコーティング、キラサク COME+コーティング、キラサク ブルーラベル 

シリコーンレジンコーティングの水が凍結しますと、上記乳化状態の変化が大きくなる(均一ではなくなる)ことがあります。

このため凍結→解凍後は、特に使用する直前に容器を振るなどして、均一になるように撹拌してご利用いただきたく存じます。

撹拌して使用したのに、施工後の撥水状態にムラがみられる場合は、品質が不十分となったと考えられます。その場合は使用を止めてください(車体や人体、環境への悪影響はありません)。

下記の弊社ブログ記事をご参照願います。

・シリコーンレジンコーティングなど水性コーティングの保管期限について

https://coating.th-angel.com/2018/06/blog-post_24.html

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