2014-01-29

コーティングとワックス ~「洗車と磨き」ノウハウ本に対して~

昼休みに手元にある自動車一般ユーザー向け、「洗車と磨き」ノウハウをテーマにした解説本をつらつらと読んでいました。
この本のQ&Aには以下のような内容がありました。


この本の中で、「Q.コーティングした後もワックスがけが必要か?」


というQ(質問)に対し、A(答え)について下記のようになっています。
2006年に出版された本なので、当時の考え方ということもあるのかもしれませんが、弊社の捉え方とは異なりますので、コーティングとワックスの関係を考える題材として引用させていただきます(決してノウハウ本を批判する意味ではありません)。


 

【本のA(答え)抜粋 その1】

ボディ塗装を平滑にして表面に被膜をつくるコーティングは、長期間何もしなくても大丈夫と言われているが、その上からワックスをかけても何の問題もない。ワックスをかけることによりコーティング面が保護されるので、コーティング効果を長持ちさせるメリットがある。

【その1に対するキラサクの考え方】

そうですね、確かに問題となるこということではないと思います。
コーティングした上にワックスを塗布した場合、コーティング表面や塗装に悪影響を及ぼすということはないでしょう。

考え方としては「コーティングの塗装保護」に加えて、「ワックス独特の艶や感触」を上乗せした状態ということでしょうが、この場合は下記のようなワックスの特性に留意していく必要があると考えます。

ワックスの主成分は、炭化水素やカルボン酸といった有機物の油であり、カルナバワックス(カルナバロウ)といった天然物やパラフィンを配合したものです。

このような自動車向けワックスは、紫外線・熱・酸性雨などによって。コーティングよりも酸化などが発生しやすく、劣化しやすい有機物の油であるため、ワックス自体の酸化・劣化により、黒ずんだ水垢のようになって、被膜そのものが汚れてしまうものなのです。

このように、コーティングの上にワックスをかけた場合も、塗装にワックスをかけた場合と同様に、ワックスの特性を理解して独特の美観を維持させるため、酸化などによる劣化が発生する前に、ワックスがけをし直すなど、こまめなメンテナンスをおこなう必要があります。




【本のA(答え)抜粋 その2】

コーティング後も従来と同様に、定期的にワックスがけをした方が望ましい結果が得られる。しかしワックスは、雨水を水滴状にしてボディに付着させるので、これが問題だ。水滴はレンズのような働きをして、太陽光が当たると光を一点に集めてしまい、その部分だけ塗装を弱めてしまう。これをレンズ効果といい、そこが唯一の難点だ。

【その2に対するキラサクの考え方】

うーん、このような考え方には賛同できません。
「雨水を水滴状にしてボディに付着させる」ということを問題視しているならば、疎水性(撥水性)を持つから問題ということになるのでしょうか。しかもレンズ効果を発生させるからということですが、本当にそうなのでしょうか?

これはワックスに限らずコーティングの場合も高撥水タイプと低撥水があり、高撥水タイプはワックスに負けず劣らずコロコロの水玉になります。
つまりこの本に書かれている事によれば、コーティングの上にワックスをかけることによる難点ということではなく、撥水性の表面は難点があると言っていることになりますね。

ワックスにしろコーティングにしろ、この本のように「レンズ効果」によって塗装を痛めるというのは、酸性汚れや無機物汚れが水の凝集によって発生しやすいというのであれば理解できます。

そのようなことが起きても、ウォータースポットなどの汚れが固着しにくいようにすることがコーティングの役割であり、コーティングは効果的に塗装を保護するものです。

長年にわたる風雨や日光などによる経年変化により、劣化してしまった塗装表面に、直接ワックスをかけた場合は「レンズ効果の影響」は理解できるのですが、コーティングの上にワックスをかけることによって、レンズ効果による部分的な塗装を痛めるという考え方は納得できません。






(参考)



ウォータースポットとコーティングについて、弊社の考え方は下記をご覧ください。


1.ウォータースポットってなんだろう

2.ウォータースポットの原因物質
3.ウォータースポットの発生
4.ウォータースポットの除去
5.ウォータースポットの予防
6.ウォータースポットをバリアする
7.塗装を腐食させる酸をバリア
8.塗装につくシリケートをバリア
9.窓ガラスにつくシリカをバリア
10.がっちり!それともお手軽バリア?
11.100%バリアできるの?

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2014-01-27

ノロウイルス対策 抗菌コーティングと除菌剤

寒さが厳しくなりますと毎年ノロウィルスによる集団感染がニュースに流れます。
特に幼稚園・保育所や小学校・中学校、そして病院や老人福祉施設、旅館やホテルなど人の多く集まるところでの感染例がニュースになります。
身近には、ノロウイルスによる急性胃腸炎を診断されたご家族や友人知人の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

最近のニュースでは、給食センターの職員の方を調べてみると、ノロウイルスに感染はされていても、胃腸炎を発症しない方もいらっしゃるようですね。知らず知らずのうちにノロウイルスの媒介者(キャリア)となっている場合もあるようです。

発症する・しないに関わらずノロウイルスやインフルエンザウイルス、その他の各種細菌を含めて、拡散を防ぐことが重要なのではないでしょうか。


自動車、家庭やオフィスでノロウイルスの増殖や拡散を防ぐために、業務用・一般用にお使いいただけるグレープフルーツ種子抽出物を使用した抗菌コーティング剤と、二酸化塩素を使用した業務用除菌(ウイルス・細菌)・消臭・カビ抑制対策製品をご案内いたします。


●抗菌コーティング剤 キラサク ブルーラベル

密着性が高く、劣化や腐食にも強く、人体・環境にも安全性の高い高品質水性シリコーンレジンコーティングをベースに、天然由来成分で安全性が高く、様々なウイルス・細菌・カビなどに優れた抗菌性を有するグレープフルーツ種子抽出物を配合した抗菌コーティング剤です。

グレープフルーツ種子抽出物抗菌の特徴

1.幅広い抗菌性

ノロウイルス、インフルエンザウイルス、黄色ブドウ球菌、レンサ菌、大腸菌、サルモネラ菌、黒コウジカビ、青カビなど幅広いウイルス・細菌・カビの抗菌性を有しています。

2.無農薬・天然栽培

無農薬で栽培された天然のグレープフルーツ種子から抽出した安全性の高い抗菌剤です。

3.無臭・効果が長持ち

ニオイがなく、揮発性が少ないので効果の持続性も優れています。

キラサク ブルーラベルの適用範囲

キラサク ブルーラベルの塗布により、抗菌性を持った保護・艶出しコーティングがおこなえます。コーティング基材、抗菌剤とも安全性が高く、水性で無臭です。また滑りが出ないため床や水回りにも安心して使用できます。

自動車内装ハンドル、シフトレバー、取っ手、シート、ダッシュボード、オーディオから住宅やオフィス内装、ドア建具、床や、浴室、洗面所、台所、家具などさまざまな用途にご利用いただけます。
 


キラサク ブルーラベル・スペシャルサイトは→こちら
弊社直営ネット通販サイトは→こちら

●二酸化塩素除菌剤

インフルエンザウイルスにはアルコールが有効ですが、ノロウイルスにはアルコールの効き目が弱いことが話題になっています。
ノロウイルス対策としてのアルコール系消毒剤についての解説(大阪府感染症情報センター)リンクは→こちら

ノロウイルスの除菌にも有効な業務用・二酸化塩素除菌剤がございますのでお気軽にお問い合わせください。


業務用・二酸化塩素除菌剤に関し、くわしくはこのページ右側にある「キラサクへのお問い合わせ」から、弊社(株式会社THエンゼル)メールをお送りください。




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2014-01-25

ガラスとアルカリ

前回記事の「ガラスコーティングとアルカリ」は、弊社業務用ガラスコーティングに対するアルカリ洗剤への影響を中心に書きました。
今回は、


自動車や住宅などの窓ガラスとアルカリについて触れてみたいと思います。


自動車や住宅の窓ガラスとガラスコーティングとは、成分について少し違いがあります。

前回記事をおさらいしてみますと、弊社の業務用ガラスコーティングが硬化した状態は、純度の高いシリカガラス(SiO2)の被膜が塗装を覆っている状態です。


一方の自動車窓ガラスはソーダ石灰ガラスが使用されています。
このソーダ石灰ガラスは、製造上の理由からガラスの融点を下げるために炭酸ナトリウム (Na2CO3)や炭酸カルシウム (CaCO3)を混ぜたガラスです。


日本分析化学会の文献によりますと、水酸化ナトリウム(NaOH)5%水溶液(95℃,24時間)におけるソーダ石灰ガラス重量減少は、シリカガラスと同等のようです。

つまり、窓ガラス(ソーダ石灰ガラス)へのアルカリの影響(溶出)は、ガラスコーティング(シリカガラス)と同じようなものと考えられます。

(参考)食器やビーカーなど実験器具などに使われている耐熱性の高いガラスで有名なパイレックス(米コーニング社の商標):ホウケイ酸ガラスがあります。これはソーダ石灰ガラスの原料にホウ素(B)を加えて作るもののようです。


水酸化ナトリウム(NaOH)5%水溶液(95℃,24時間)におけるホウケイ酸ガラス重量減少は、シリカガラスやソーダ石灰ガラスと比較して2倍以上ですから、ホウケイ酸ガラスはアルカリの影響(溶出)が大きいガラスと言えるようです。


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