「塗装工場でコーティング剤を施工した場合、塗装の定着に影響があるのか?」や、
「再塗装後のコーティングはできるのか?」
というご質問をいただいております。
先日も同様のご質問をいただきましたので、弊社の考え方をご案内いたします。
コーティング作業と塗装作業を同時並行しておこなう
コーティング作業と、塗装作業を同時並列的に行われて、飛散したコーティング剤が干渉するのではないかとの懸念でしたら、塗装ブースが隔離されている場合は問題ないでしょう。隔離されていなくて干渉が心配な場合は、塗装前にはコーティング剤をを使用せずに、塗装作業終了後にコーティング剤を使用していただければ、心配ないのではないしょうか?
おそらく、シリコーンの表面自由エネルギーが小さいから、飛散したシリコーン成分が影響して、塗装の乗りが悪くなるのかもしれない?というご心配でしたら、塗装前には入念に脱脂などの洗浄作業をされるはずです。
仮に微量のシリコーンが残存したとしても、塗料に含まれる有機溶剤(芳香族系溶剤:トルエン、キシレンなどいわゆるシンナー類)を使用する塗装の場合は、シリコーンはきれいに溶解するので、問題になるとは考えにくいです。
再塗装後のコーティング
再塗装などをおこなった後に、コーティングをすると言う意味でしたら、何ら問題ないと思いますが、塗装仕立ての塗装が柔らかい状態だから、と言う意味でしたら、塗装直後であり、コーティング前の研磨は必要ないと考えれば、溶剤を使用していない無溶剤のガラスコーティング剤や、水性のコーティング剤を用いれば問題はないと考えます。とにかく、再塗装直後は柔らかくて心配ということであれば、硬くなるまで時間を置いてからのほうが良いように思われます。何れにしても再塗装の場合は、試験をしてお確かめください。
何れにしましてもこの件に関しては、あいまいなご質問が多いようです。
具体的なご懸念をお伝えいただいた方が、精度の高い返信ができると考えますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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