施工方法に問題があるのか?
このような場合の対処方法を考えてみましょう。
ポイントは、以下の2点です。
- 撥水性コーティング剤に問題はないか。
- 施工前の表面(施工部位)の状態を確認する。
●撥水性コーティング自体の撥水性を確認する。
撥水が弱い部分以外に撥水性コーティング剤を塗布してみて、撥水性を観察してみましょう。
例えば、塗装された家具の天板や、水がしみこまない材質の台所や洗面台の天板などです(コーティング剤の説明書や注意事項に記載しているような、使用できない部位には使用しないでください)。
撥水性コーティング剤を塗布しみて、このような部位でも撥水しないようでしたら、そのコーティング剤自体に問題があるのかもしれません。
●施工部位の状態を確認する。
上記の方法で撥水が確認できるようでしたら、コーティング剤には問題がないと考えられます。
コーティング剤に問題がない場合は、撥水が弱い施工部位の状態について、以下のような確認をします。
1.施工部位は平滑面か。
施工部位の塗装表面の状態は、平滑な状態でしょうか。
理想的には、新車塗装面のようにツルツルピカピカでつやがあり、触ってみたときに滑らかな感触があるかについて、確認をします。
このような滑らかな表面に施工しても撥水が弱い場合は、施工前洗車の際に使用した、シャンプーやクリーナーが残存していないか確認します。
シャンプーなどの洗剤等には、撥水を弱める成分が含まれており、使用後は、流水で十分に洗い流す必要があります。
2.施工部位が劣化していないか。
塗装が劣化していると、洗車後もザラザラし、つやがなく白ボケします。
この場合は、塗装の寿命ですので、コーティング剤だけでは、艶出しや撥水効果は得られません。
このような劣化した塗装の改善は、板金塗装店や自動車販売店、車体磨き専門店に相談する必要があると考えます。
市販の研磨剤(コンパウンド)や、有機溶剤入りコーティング剤を使用しますと、一見すると塗装面が復活したように見える場合があります。
しかし、このようなものを使用すると、塗装の劣化を促進し、少し時間が経つと、さらに悪い状態になることがありますのでご注意ください。
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