お問い合わせの内容をまとめますと、下記のようになります。
すでに施工されている他社コーティングの上に、キラサク シリコーンレジンコーティング※を施工をしてもよいかや、注意点はないか。
※.キラサク シリコーンレジンコーティング:GPコーティング、EXコーティング、EVOコーティング、オムニ(OMNI)コーティング
【回答】
施工されているコーティングやワックス等が、硬化型か非硬化型かによって、対応が異なると考えます。
●施工されているコーティングが硬化型の場合
硬化型とは、文字通り硬く固まるタイプのコーティングです。一般的に、施工事業者さまなどにおいて「ガラスコーティング」と称しているものがこれに該当します。
ただし、硬化型と称しても(弊社の基準からすると)十分に硬化しないものもあるようです。
硬化型の場合は、(塗装と同様に)表面の状態が安定していると考えられますので、いつでも、キラサク コーティング剤の使用が可能です。
●施工されているコーティングが非硬化型の場合
非硬化型の場合、必ずしも表面の状態が安定しているとは言えない(固形化していない)ため、更に非硬化型を塗布することによる影響は、切り分けが難しくなります。現在施工されているものが非硬化型である場合は、撥水が弱くなった時点で、コーティングが無くなったとも考えられます。
無理やりコーティングを落とすことは、研磨剤や溶解力の高い溶剤を使用することになるため、車体や人体・環境への悪影響が懸念されます。
このため、使用中に少しづつ撥水が弱くなった時点で洗車をおこない、キラサク コーティングを施工していただくことをおすすめいたします。
弊社のシリコーンレジンコーティングやシリコーンオイルコーティングの「除去用クリーナー」として、車体・人体・環境にやさしい、安全性の高い弱アルカリ性の「キラサク ULクリーナー」をご用意しております。
こちらの製品をご利用いただくこともおすすめいたします。
・キラサク ULクリーナー
http://shop-th-angel.com/shopdetail/000000000025/
関連する弊社ブログ記事を下記のようにご案内いたします。
・コーティングの上からコーティング
https://coating.th-angel.com/2015/12/blog-post.html
・キラサク コーティング剤施工の前処理の方法は?
https://coating.th-angel.com/2018/11/blog-post.html
詳しくは、以下のように補足いたします。
●他社コーティング剤が非硬化型で溶剤が水(水性)の場合
キラサク シリコーンレジンコーティングの溶剤は「水」です。他社コーティング剤の溶剤が水で非硬化型の場合、重ね塗布した際に、水を媒介としてコーティング剤同士が混じり合う可能性が高くなります。
この場合、キラサク シリコーンレジンコーティングの成分と、他社コーティングの成分の反応や、混合されたあとの仕上がり具合の予想は困難です。
このため、非硬化型の水性コーティング剤の混合(重ね塗り)は、どのようになるのかわかりませんので、おすすめいたしません。
●他社コーティング剤が非硬化型で溶剤が油(油性)の場合
有機溶剤など油性溶剤を使用しているコーティング剤と、水性のキラサク シリコーンレジンコーティングとの混合(重ね塗り)はしないほうが良いと考えます。ご存じのとおり、水と油は混じりにくいためです。
水性・油性のいずれにしましても、既存コーティングの撥水が弱まった時点で、カーシャンプー洗車したのち、よくすすぎ洗いしてから、キラサク シリコーンレジンコーティングを施工していただければ問題ないと考えます。
(参考)
キラサクのコーティング剤は、すべて非硬化型となっております。弊社が提供する硬化型コーティング剤は、事業者さま向けのみです。
キラサクの中でキラサク シリコーンレジンコーティングやイーズワックスの溶剤は、水(水性)です。
キラサクの中でシリカコートの溶剤は、有機溶剤(油性)です。
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