(参考)代替フロンを段階的削減へ、約200か国が合意 - AFP通信
http://www.afpbb.com/articles/-/3104489
いよいよ、オゾン層破壊対策の切り札であった「代替フロン」さえも、地球上から無くしていこうと動き始めたようです。
従来私たちは、オゾン層を破壊する原因物質として、CFCや、HCFCなどの「特定フロン」を削減しようということはよく知っています。
オゾン層を破壊する特定フロンの代わりとして、冷蔵庫やエアコンの触媒や、エアゾール、半導体製造用途などとして利用され始めたのが、HFCなどの「代替フロン」です。
現在販売されている冷蔵庫やエアコンのほとんどが、この代替フロンを使用しています。この代替フロンのおかげで、オゾン層の破壊にブレーキがかかりつつあるということも、聞こえてきています。
しかし、この代替フロンにも大きな問題があることがわかってきました。
代替フロンは、最大の環境問題となっている、地球温暖化の原因物質であるということなのです。
温暖化防止のための二酸化炭素排出削減と、歩調を合わせる必要性が急速に高まっているようです。
このような中で、昨日ルワンダの首都キガリにおいて、約200か国が合意して、フロン利用の削減や、ノンフロン化(フッ素を使ったフロンを使わないこと)を目指し、大きく舵が切られることになったというわけです。
これらの「特定フロン」(オゾン層破壊原因、地球温暖化原因)と、「代替フロン」(地球温暖化原因)の主な原料が「フッ素化合物」です。
以前、当ブログでも取り上げましたように、人体や環境への影響が大きいフッ素化合物の削減の動きと相まって、フッ素コーティング剤に関係するフッ素化学製品への影響について、注視していく必要がありそうです。
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